富の心理学と世代を超えた資産管理
WIFUの「富の心理学」と「富の文化」に関する研究領域は、ファミリービジネスにおける世代を超えた資産管理の重要な側面に焦点を当てています。心理的、文化的な影響は、事業家の世代間ならびに世代内のコミュニケーション、協力、認知、そして関係の一貫性にとって非常に重要です。過去 10 年間、そして特に近い将来に予想
されるデジタル革命の指数関数的な進化を考慮すると、世代を超えた意識と行動を、透明性があり、理解しやすく、学習可能なものにすることが極めて重要です。
ファミリービジネスにおけるこの革新的な考え方は、現在、さまざまな実験的、実践的なレベルで研究・教育されています。
研究領域
- ファミリービジネスにおける事業承継の及ぼす重大な変化
- デジタル化と人工知能の心理的および世代間への影響
- 世間やソーシャルメディアにおける富への世評
研究責任者の紹介
トーマス・ドルーエン教授（Prof. Dr. Thomas Druyen）は、2020年5月1日より、研究教授および客員教授として、“富の心理学と富の文化”の領域の指導にあたっています。ミュンスターにあるヴェストファーレン・
ヴィルヘルムス大学で修士号、博士号、ハビリテーション（大学で教える資格）を取得しました。2007年からはウィーンのジークムント・フロイト私立大学の正教授となり、比較富裕文化・富の心理学研究所ならびに未来心理学・未来経営学研究所の2つの研究所の所長を務めています。また、数十年にわたり、人口動態の変化とその社会的影響に関する研究を続けてきました。こうした学術的、科学的活動に加え、多くの理事会や諮問委員会の委員を務め、コンサルタントとしても活躍しています。
